だびよん劇場、再び/24日まで足跡たどる資料展

資料展では、だびよん劇場で使われていたテーブルや椅子などを用いて当時の雰囲気を再現したコーナーも。懐かしさのあまり、座り込んでしばらく話し込む来場者も

 青森県初の本格的ライブハウス「だびよん劇場」をつくった俳優の故・牧良介さん(本名・原剛)をしのぶ資料展「牧良介を探せ」が21日、青森市のリンクステーションホール青森で始まり、当時を知るファンや関係者たちでにぎわいを見せている。

 自分たちの街は自分たちで面白くする-。牧さんの精神を今に伝えようと、交流のあった有志が、生誕88周年を記念して企画した。

 会場には「だびよん劇場」「雪の会」「津軽弁の日」「オドラデク道路劇場」「寺山修司祭」など牧さんの活動を象徴するキーワードごとに、公演パンフレットや写真、新聞記事、手紙など千点以上の資料が展示されている。

 特に来場者の注目を集めているのが「だびよん劇場」の実際のドア。低すぎて誰もが頭をぶつけたという“伝説”のドアをくぐると、劇場で使われていたテーブルや椅子、時計、メニュー表などが並び、まるでタイムスリップしたかのような空間が広がる。

 高校時代に高校生バンドのライブを見に劇場を訪れたという坂本真佐美さん(57)=青森市=は「当時の思いがこみ上げてきて、懐かしい気持ちになりました」と話した。

 展示した資料の多くは遺族の提供によるもの。牧さんの次男の原衆さん(61)は「会場で父をきっかけに再会する人、新たに出会う人の姿を見ることができてうれしい」と語った。

 同展は24日まで。入場無料。

故牧良介さんの足跡をたどる資料を時間をかけて見る来場者。床に見えるのは、だびよん劇場で掲示していた牧さん手書きのライブ看板

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