
青森県八戸市の新井田川近くにある常現寺で16日夜、「小灯籠流し」が初めて開かれた。新井田川を模した水路が境内に設けられ、約500個の灯籠を設置。読経が響く中、市民らは手を合わせ、先祖を慰霊した。
大正初期に始まったとされる「新井田川灯籠流し」は1967年に一時中断されたが、77年に「八戸新井田川流燈会」が復活させた。八戸の夏の終わりの風物詩として市民に親しまれてきたが、コロナ禍で3年間は中止。2023、24年は人員不足などから陸上での開催に切り替え、「灯籠供養祭」として常現寺駐車場で行った。
だが高齢化や財源不足などから流燈会が解散。今年は常現寺が「小灯籠流し」として独自に開催した。
市民らは読経が響く中、焼香。自分たちがメッセージを書いた灯籠を見つけると、写真を撮るなどした後、手を合わせて先祖をしのんだ。参列した同市の女性(79)は「1年半ほど前に亡くなった親族をしのんで来た。会場が川辺から境内になったことで来やすくなった」と話した。
高山元延住職は「心配なことも多かったが、メッセージを添えられる手作りの灯籠は好評だった。楽しんで先祖を送る行事として、灯籠流しの文化を大切にしていきたい」と語った。
大正初期に始まったとされる「新井田川灯籠流し」は1967年に一時中断されたが、77年に「八戸新井田川流燈会」が復活させた。八戸の夏の終わりの風物詩として市民に親しまれてきたが、コロナ禍で3年間は中止。2023、24年は人員不足などから陸上での開催に切り替え、「灯籠供養祭」として常現寺駐車場で行った。
だが高齢化や財源不足などから流燈会が解散。今年は常現寺が「小灯籠流し」として独自に開催した。
市民らは読経が響く中、焼香。自分たちがメッセージを書いた灯籠を見つけると、写真を撮るなどした後、手を合わせて先祖をしのんだ。参列した同市の女性(79)は「1年半ほど前に亡くなった親族をしのんで来た。会場が川辺から境内になったことで来やすくなった」と話した。
高山元延住職は「心配なことも多かったが、メッセージを添えられる手作りの灯籠は好評だった。楽しんで先祖を送る行事として、灯籠流しの文化を大切にしていきたい」と語った。