
青森県平川市南田中の天台宗明光寺で18日、弘前市のねぷた絵師で日本画家の聖龍院龍仙さん(78)が手がけた本堂の天井画が一般公開される。龍仙さんが2023年の大病克服を挟んで昨年末まで約2年かけて描き上げた作品。今回は併せて、その病床で描いた下絵を基にした墨彩画の色紙をチャリティー展示販売する。益金は能登半島地震被災地への義援金として送る。
天井画は、80センチ四方の56のます目に千手観音(子=ね)など干支(えと)の守り本尊八尊や、仏教の神聖な山・須弥山(しゅみせん)の頂点をつかさどる十二天、不動明王に仕える三十六童子が、童の表情で描かれている。「お参りする人の心が休まるような絵を描いてほしい、とお願いした」と米澤道俊住職(74)は言う。
大きな仕事を中断して入院を余儀なくされた龍仙さん。「落ち着かなかったが、まだ残された仕事があることで助けられ、守られた」と振り返る。約2週間の病床では、鉛筆を使って煩悩の数と同じ108点の地蔵画などを「修業の思いで描いていた」という。
チャリティー展示即売の中には、弘前大学のねぷた絵を担当している縁で、同大発のベンチャー企業が製作している、リンゴのせん定枝を利用した和紙に描いた作品も。龍仙さんは「何か少しでも役に立てればうれしいし、見に来てくれるだけでもありがたいです」と呼びかけている。
公開時間は午前9時から午後5時。
天井画は、80センチ四方の56のます目に千手観音(子=ね)など干支(えと)の守り本尊八尊や、仏教の神聖な山・須弥山(しゅみせん)の頂点をつかさどる十二天、不動明王に仕える三十六童子が、童の表情で描かれている。「お参りする人の心が休まるような絵を描いてほしい、とお願いした」と米澤道俊住職(74)は言う。
大きな仕事を中断して入院を余儀なくされた龍仙さん。「落ち着かなかったが、まだ残された仕事があることで助けられ、守られた」と振り返る。約2週間の病床では、鉛筆を使って煩悩の数と同じ108点の地蔵画などを「修業の思いで描いていた」という。
チャリティー展示即売の中には、弘前大学のねぷた絵を担当している縁で、同大発のベンチャー企業が製作している、リンゴのせん定枝を利用した和紙に描いた作品も。龍仙さんは「何か少しでも役に立てればうれしいし、見に来てくれるだけでもありがたいです」と呼びかけている。
公開時間は午前9時から午後5時。
