平川ねぷた開幕 「世界一の火扇」出陣

観客を圧倒した世界一の扇ねぷた=2日午後9時過ぎ

 青森県平川市の「平川ねぷたまつり」が2日、市中心部で開幕した。高さ12メートル、幅9.2メートルの大きさを誇る「世界一の扇ねぷた」を含む25台のねぷたが出陣。闇夜を照らす火扇と各団体のパフォーマンスに観客らが酔いしれた。

 午後7時の花火を合図に合同運行がスタート。柏木農業高校を皮切りに、各団体がそれぞれ特色あるはやしとかけ声を響かせながら、市役所を経由し弘南鉄道平賀駅前までの約1キロを練り歩いた。趣向を凝らしたダンスを披露する団体もあり、観客を楽しませた。

 大トリは、後に津軽為信(ためのぶ)の家臣となる村上理右衛門(りうえもん)とその妻が合戦で戦う姿を描いた「世界一の扇ねぷた」が登場し、ひときわ荘厳に沿道を照らした。青森市の大学生七戸咲来(さら)さん(21)は「思ったより高くて幅もあって、迫力に圧倒された。初めてねぷたを見たが、どの団体も個性があり踊りも自由で盛り上がりがすごく、見ていて楽しい」と話した。

 合同運行は3日も行う。

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