
青森県弘前市のコミュニティーFM「アップルウェーブ」が3月で開局25周年を迎えた。「地域活性化」「市民情報の共有」「地域の防災」を基本理念に、地域に根差した細かい情報発信を続けてきた。22、23の両日、同市土手町の土手町コミュニティパークで記念の公開生放送を行う。同局の担当者は「弘前の魅力を広められるようなイベントにしたい」と意気込む。
同局は2000年3月4日、県内4番目のコミュニティーFMとして開局した。18日現在、自社製作の生放送番組は五つあり、地域のニュース、生鮮食品の情報、日替わりパーソナリティーによるトークなどバラエティーに富む。全放送に占める自社番組の割合は75%で、日本コミュニティ放送協会が努力目標として定める60%を上回る。
地域の防災を第一に捉える。11年の東日本大震災時はスタッフが市内の店を回り食品や日用品の在庫状況を伝えた。日常で起こる停電や交通事故、火災などの情報も関係機関から情報を集め、その都度伝えている。
交流サイト(SNS)の台頭でラジオの広告収入は年々減少するが、市内公共施設の指定管理業務を受け持つなどしラジオ事業を守っていく構えだ。
記念放送は会社がある土手町を活気づけたいという思いもある。22日は「土手町おじさん」として知られる齋藤浩さん、お笑いタレント・シソンヌのじろうさん、美術家・奈良美智さんの3人が土手町愛を語り尽くす公開生放送(全席満席)が目玉。23日は書道家で歌手の静桜(せいおう)さん、地元タレントのオダギリユタカさんらによるライブ(全席自由席)を行う。
同社放送部の佐藤誠部長は「両日ともお昼時間を過ぎてからの開催にした。土手町でランチをしてから来てもらえれば」と話した。
同局は2000年3月4日、県内4番目のコミュニティーFMとして開局した。18日現在、自社製作の生放送番組は五つあり、地域のニュース、生鮮食品の情報、日替わりパーソナリティーによるトークなどバラエティーに富む。全放送に占める自社番組の割合は75%で、日本コミュニティ放送協会が努力目標として定める60%を上回る。
地域の防災を第一に捉える。11年の東日本大震災時はスタッフが市内の店を回り食品や日用品の在庫状況を伝えた。日常で起こる停電や交通事故、火災などの情報も関係機関から情報を集め、その都度伝えている。
交流サイト(SNS)の台頭でラジオの広告収入は年々減少するが、市内公共施設の指定管理業務を受け持つなどしラジオ事業を守っていく構えだ。
記念放送は会社がある土手町を活気づけたいという思いもある。22日は「土手町おじさん」として知られる齋藤浩さん、お笑いタレント・シソンヌのじろうさん、美術家・奈良美智さんの3人が土手町愛を語り尽くす公開生放送(全席満席)が目玉。23日は書道家で歌手の静桜(せいおう)さん、地元タレントのオダギリユタカさんらによるライブ(全席自由席)を行う。
同社放送部の佐藤誠部長は「両日ともお昼時間を過ぎてからの開催にした。土手町でランチをしてから来てもらえれば」と話した。