実りの秋願って/弘前・リンゴ摘花に汗

リンゴの花が盛りを迎え、青空の下で摘花作業が続く津軽地方の園地=13日午前9時半ごろ、弘前市小沢

 13日の青森県内は高気圧に覆われ、全域で好天に恵まれた。津軽地方などではリンゴの主力品種ふじの花が盛りを迎え、園地では農家がリンゴの木から余分な花を摘み取る摘花作業に汗を流した。

 摘花はリンゴの実に集まる栄養分を増やし、おいしくするための大切な作業。弘前市南西部のアップルロード沿いにある園地では同日、農家が中心花を残しながら「プチプチ」と音をたてて周りの花を摘み取った。同市小沢の農業山形拓也さん(46)によると、この冬の大雪で園地では12、13本の幹が折れる被害を受けたという。それでも山形さんは「これくらい花が多く咲けば収穫も期待できる。天気がいい日に作業すると気が晴れる」と話した。

 今季のふじの花は、黒石市の県産業技術センターりんご研究所で10日、五戸町の同研究所では11日、いずれも平年より2日早く満開となった。

 青森地方気象台によると13日の各地の最高気温は青森23.8度、弘前と三沢22.9度、八戸22.5度など。23観測地点中、三沢など5カ所が今年最高を記録した。

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