■弘前さくらまつりセレモニー■ 緊張デビュー、自覚じわり

弘前さくらまつりのセレモニーに臨んだミス桜たち。バルーンリリースを終え、柔らかな表情を見せる(左から)三上さん、唐川さん、杉村さん

 「制服を着るとスイッチが入る。ミス桜になったんだな」

 今年の弘前城ミス桜コンテストのグランプリ・唐川朱紋(しゅもん)さん(25)は充実した表情で語った。ミスの三上侑里(ゆうり)さん(20)、杉村名菜(なな)さん(21)も制服姿で笑顔を見せた。18日、弘前さくらまつりの開催記念セレモニーでデビューを飾った。6日のコンテストから2週間足らず。「弘前の顔」として活動する自覚を身につけていた。

 セレモニー前、「緊張で昨日はいつも通りには眠れなかった」と唐川さんは話していた。セレモニー中も硬い表情だったが、紹介を受けると、大勢の来賓や観客、カメラを前に堂々と一礼した。本番直前まで練習した姿勢や立ち方の成果もしっかり発揮した。

 セレモニー後は「たか丸くんかわいい」と話すなど、リラックスした表情に。三上さんは「緊張したが、これから弘前のPRに加われると思うとうれしい」と話した。

 まつり本部への移動中は観光客からひっきりなしに写真を求められていた。杉村さんは「今まで以上に身なりに気をつけないと。気が引き締まる」。同本部に戻った後、すぐに激しい雨に見舞われたが、「活動中雨が降らなかったのは私たちのパワーのおかげかな」と冗談めかす場面もあった。

 県内有数の観光都市・弘前市を全国にPRする弘前城ミス桜コンテストは1984年に始まり、今年40回目の節目を迎えた。40代目としての意気込みを聞くと、唐川さんは「食べものや四季折々のまつりなどたくさん魅力がある。県内外の方にしっかり伝えていきたい」と力強く語った。

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