雪残るつづら折り・岩木スカイライン開通


 冬季閉鎖していた岩木山の有料道路・津軽岩木スカイライン(青森県弘前市)が1日、今シーズンの営業を開始した。8合目へ向かう一番バスには約30人の観光客らが乗り込み、眼下に広がる津軽平野や雪が多く残る山並みを楽しんだ。

 同日は朝から青空が広がった。料金所前で山開きの安全祈願祭や開通式を行った後、午前8時26分、桜田宏市長らがテープカット。本年度から弘南バス(同)が導入した電気自動車(EV)バスが、高いところで5メートルほどの雪の壁ができている69のつづら折りの道をゆっくり走り抜けた。

 8合目で降車した観光客らは、展望所から津軽平野と日本海、白神山地の雪の峰を見渡し、スマートフォンで撮影するなどした。

 つがる市の会社員一戸裕子(やすこ)さん(49)は「雪がいっぱい残っていて、今冬の豪雪を改めて感じた」と話した。

 スカイラインは全長9.8キロ。3月中旬から4月下旬にかけて除雪作業が行われた。シャトルバスの運行は10月31日までの予定。

つづら折りの津軽岩木スカイラインを走る一番バス。奥は白神山地=1日午前8時52分、弘前市(東奥日報社のドローンから撮影)

弘前市

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