標準木の花芽の様子を観察する桜守ら=14日午後、弘前公園北の郭

 青森県弘前市は14日、桜の名所として知られる弘前公園内のソメイヨシノが4月16日に開花、21日に満開になるとの予想を発表した。平年に比べ、ともに6日早い。

 外堀は4月15日開花・20日満開。西堀の桜のトンネルは17日開花・22日満開と見込んでいる。散った花びらが堀を埋める花筏(はないかだ)は24~28日が見ごろとしている。

 予想は、園内の北の郭(くるわ)にある標準木や近くのマルバマンサクの様子、気象庁の1カ月予報などを基にしている。市は今後、開花まで毎週金曜日に予想を発表する。

 14日、標準木の花芽を確かめた桜守の橋場真紀子・市公園緑地課主幹は「2月下旬に温度が高く推移し、マルバマンサクの花が3月9日に咲いた。標準木のつぼみは中の緑の部分が見えてきており、成長は順調」と話した。一つの花芽から出るつぼみは4、5個と平年並み。今年も弘前ならではの豊かな桜が楽しめそうだという。

 弘前さくらまつりは4月18日に開幕予定。市は早咲きなどに対応するため、まつり期間を柔軟に変えられるよう、昨年12月の定例市議会で条例などを改正している。

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