
前店主の退職により昨年12月から休業している青森県弘前市の老舗喫茶店「土手の珈琲屋 万茶ン(まんちゃん)」の新店主に、同市の木下郁(かおる)さん(31)が決まった。アップルパイ提供店を紹介するタクシー運転手として働いていた経歴を持ち「この店を弘前の魅力をもっと知ってもらえる、弘前を発信する拠点にしたい」と意気込む。12月上旬のオープンを目指し、開店資金などを募るクラウドファンディング(CF)を行っている。
同店は1929(昭和4)年に創業した東北最古の喫茶店で、国内でも4番目に古いとされている。作家の太宰治が好んで訪れたことでも知られ、今年5月から店を管理する朝日会館(同市)が5代目店主を募集していた。
黒石市出身の木下さんは中学生の頃から休日のたびに弘前市のカフェ巡りをしているほどの喫茶好き。約7年間タクシー会社で働き、アップルパイに詳しい「アップルパイコンシェルジュ」として観光客らを案内する中で、コーヒーとアップルパイは弘前の観光の目玉になると気付いたという。
そんな中、好きだった同店の休業を知り「店だけではなく創業者の思いや太宰の面影など、目に見えないものが失われることを防ぎたい」と新店主に応募。経営経験はないものの、30人余りの中から選ばれた。現在は急ピッチで開店準備を進めつつ、コーヒーとアップルパイを提供する店の構想を練っている。
CFは専用サイト「キャンプファイヤー」で11月5日まで。目標金額は200万円。
同店は1929(昭和4)年に創業した東北最古の喫茶店で、国内でも4番目に古いとされている。作家の太宰治が好んで訪れたことでも知られ、今年5月から店を管理する朝日会館(同市)が5代目店主を募集していた。
黒石市出身の木下さんは中学生の頃から休日のたびに弘前市のカフェ巡りをしているほどの喫茶好き。約7年間タクシー会社で働き、アップルパイに詳しい「アップルパイコンシェルジュ」として観光客らを案内する中で、コーヒーとアップルパイは弘前の観光の目玉になると気付いたという。
そんな中、好きだった同店の休業を知り「店だけではなく創業者の思いや太宰の面影など、目に見えないものが失われることを防ぎたい」と新店主に応募。経営経験はないものの、30人余りの中から選ばれた。現在は急ピッチで開店準備を進めつつ、コーヒーとアップルパイを提供する店の構想を練っている。
CFは専用サイト「キャンプファイヤー」で11月5日まで。目標金額は200万円。