国の天然記念物に指定されている青森県八戸市鮫町の「蕪島ウミネコ繁殖地」で、今春生まれた幼鳥が巣立ちの時期を迎えた。蕪嶋神社の境内では26日、幼鳥が羽を大きく羽ばたかせたり、ジャンプしたりして、空を舞う準備をしていた。
5月上旬に相次いで生まれたウミネコは、6月上旬には体が親鳥ほどに大きくなった。蕪島ウミネコ繁殖地保護監視所の職員が24日、最初の1羽が巣立つのを確認した。26日には羽が尾より長くなり、飛ぶことができる状態にまで成長した個体が多く見られた。
監視所によると、今年は餌となるイワシが豊漁で、天敵となるキツネやタヌキがあまり姿を見せなかったことから死んでしまった個体が少ないという。暖かい日が多く、低体温になることが少なかったことも要因とみられる。
監視員の吉田勝鴻さん(81)は「産卵から見守っている。仲の良いウミネコの夫婦は子育てがうまいため、(幼鳥も)そうなってほしい」と話した。
7月中旬までが巣立ちのピークとなる。巣立った後は海で餌を取る練習をしたり、親鳥と一緒に飛ぶ練習をしたりするようになるという。7月下旬から8月上旬に蕪島を離れ、北海道へ向かう。
5月上旬に相次いで生まれたウミネコは、6月上旬には体が親鳥ほどに大きくなった。蕪島ウミネコ繁殖地保護監視所の職員が24日、最初の1羽が巣立つのを確認した。26日には羽が尾より長くなり、飛ぶことができる状態にまで成長した個体が多く見られた。
監視所によると、今年は餌となるイワシが豊漁で、天敵となるキツネやタヌキがあまり姿を見せなかったことから死んでしまった個体が少ないという。暖かい日が多く、低体温になることが少なかったことも要因とみられる。
監視員の吉田勝鴻さん(81)は「産卵から見守っている。仲の良いウミネコの夫婦は子育てがうまいため、(幼鳥も)そうなってほしい」と話した。
7月中旬までが巣立ちのピークとなる。巣立った後は海で餌を取る練習をしたり、親鳥と一緒に飛ぶ練習をしたりするようになるという。7月下旬から8月上旬に蕪島を離れ、北海道へ向かう。