武家屋敷のまち・角館で受け継がれてきたひな人形を巡ろう 33カ所で3月3日まで

現代のひな人形に近いとされる古今雛
 秋田県仙北市角館町の「角館雛(ひな)めぐり」が、市内の観光施設や商店など33カ所で開かれている。武家や商家などで古くは江戸時代から受け継がれてきたひな人形などが並ぶ。市商工会(櫻田賢太郎会長)の主催。3月3日まで。

 角館まちづくり地域運営体「まち角」を拠点に、角館樺(かば)細工伝承館、市観光情報センター角館駅前蔵など商業・観光施設が展示会場。きらびやかな錦で作った享保雛、現代のひな人形に近いとされる古今雛、厚紙と綿で立体感を出した押絵などが展示されている。

 このうち、角館樺細工伝承館にはひな人形やひな道具など約180点が並ぶ。「角館祭りのやま行事」の曳山(ひきやま)人形師としても活躍した小松金之助さん(故人)が、大正から昭和初期にかけて制作した押絵が初めて展示された。曳山人形と同様に歌舞伎の登場人物を題材としたものが中心で、大型なのが特徴という。

 鈴木匡尚館長は「町内各所でさまざまなひな人形を展示しているので、会場を巡って楽しんでほしい」と話した。

 会期中は、スタンプラリーを実施。木製スタンプ台(300円)を購入し、12カ所に置かれたスタンプを五つ以上集めるとプレゼントがもらえる。一部飲食店や土産店などでは雛めぐりにちなんだメニューや商品を販売している。

 角館押絵伝承会会員の中田達男さんによる「角館押絵ギャラリートーク」や、有料のガイドツアー、押絵づくり体験、似顔絵体験も行われる。

 ひな人形の展示期間は会場により異なる。イベントの日程や各会場の展示期間の詳細は角館雛めぐり公式ホームページで確認できる。問い合わせは市商工会角館本所TEL0187・54・2304(平日午前9時~午後5時)、角館駅前蔵TEL0187・54・2700(午前9時~午後5時半)

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