“世界一の桜並木”見ごろ/岩木山麓

満開となったオオヤマザクラの桜並木。ピンク色のトンネルが行楽客を出迎えた=19日午後、弘前市百沢の岩木山総合公園付近

 青森県弘前市の岩木山麓に連なる「世界一の桜並木」が、例年より早く見ごろを迎えている。岩木山総合公園周辺の道路では19日、オオヤマザクラが淡いピンク色のアーチをかけ、カメラを構える国内外からの観光客や、景色を楽しみながらドライブする車でにぎわった。

 約6千本、総延長20キロに及ぶ桜並木は、旧岩木町(現弘前市)が1985(昭和60)年から約10年間にわたり、合併30周年記念事業として植えた。標高200~450メートルの間に植栽されており、標高によって見ごろが異なる。

 岩木山観光協会によると、今年の開花は平年より1週間ほど早い13日。19日現在は同公園周辺が満開で、桜並木のおよそ半分で見ごろを迎えている。津軽岩木スカイライン入り口付近や湯段温泉郷は咲き始めで、23日ごろに満開を迎える見込みという。

 岩木の桜並木を見るのは2回目という栃木県から来た青柳恵子さん(72)は「桜が好きで全国各地に行っているが、その中でもここは見事な咲き具合。素晴らしい」と話した。

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