黒石よされ15日開幕/20年ぶり「地方車」新調

新調され出番を待つ黒石よされの地方車

 青森県黒石市の黒石よされ流し踊りが15日に始まるのを前に14日、歌い手や三味線、太鼓などの奏者が乗る「地方車(じかたしゃ)」が約20年ぶりに新調、完成し、今か今かと出番を待っている。

 歴代の地方車を手がけてきた市内の建設業壬生田正広さん(77)が製作した。幅3.3メートル、奥行き5.6メートル、高さ3.9メートル。朱色と金色が鮮やかで、欄間などに市章があしらわれている。

 黒石よされ実行委員会の委員長で、黒石商工会議所の新岡常雄会頭は「最近は関東だけでなく関西への出張もあり、陸送できる規格のものにした」と話した。

 同日は駅前多目的広場で「黒石よされロックふぇす2025」が開かれ、祭りムードが高まる街に華やぎを添えた。

 主な日程は次の通り。

 ◇15日
▽後1・30=黒石よされ津軽民謡組踊り競演(黒石市みんなのホール)
▽後6・30=開会式(中町メイン会場)
▽後7・0=流し踊り

 ◇16日
▽後1・0=組踊り大賞(津軽伝承工芸館)
▽後1・0=歌って踊ろう♪みんなでよされ(黒石市みんなのホール)
▽後7・0=流し踊り

 ◇17、18日
▽後7・0=廻(まわ)り踊り(駅前多目的広場)

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