戻った仁王様 じっくりと/弘前・最勝院

10日に本堂での特別公開が始まった阿形仁王像(右)と吽形仁王像=5日撮影

 五重塔で知られる青森県弘前市の最勝院は10日から、本堂で、東京での解体修理を終え5日に戻ってきた阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の2体の金剛力士像(仁王尊)の特別公開を始めた。5月5日まで。

 最勝院の仁王像は高さ277センチの阿形像と275センチの吽形像の2体。江戸時代に作られた県内16体のうち最古とされる。史上最も有名な仏師の一人、運慶の流れをくむ京都の仏師が制作したことが解体修理の過程で判明している。

 修繕を終えたばかりの仁王像を一目見ようと、午前9時の開門前から10人ほどの市民が列を成していた。本堂では、顔や普段見ることができない背中を興味深そうに眺めていた。撮影は禁止している。

 最勝院の布施公彰(こうしょう)住職は「無事一般公開までたどり着けて安堵(あんど)している。ただ、仁王門への運搬が難しいので遷座式までは気が抜けない」と話した。同市の会社員小堀敏雄さん(58)は「りりしい顔つきが印象的だった。370年前に作られた県内最古の金剛力士像なので、ぜひ文化財に指定し保存に努めてほしい」と期待を込めた。

 公開時間は午前9時から午後4時半(最終入場は午後4時)。本堂での公開終了後、5月6日から7日にかけて仁王像を元の仁王門に移し、10日に遷座式を行う。

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