壁一面、光るアート 十和田・とわふるに完成

壁画が完成した「とわふる」。写真左側が北、右側が西の壁=十和田市稲生町

 青森県十和田市の中心街にある市地域交流センター「とわふる」に、縄文時代に造られた環状列石と星座をモチーフにした壁画が完成した。道路に面した白い外壁に銀色の円環状の模様が浮かび上がり、市民らの目を引いている。

 タイトルは「光と遊ぶ石たち」。縦12メートル余り、横約26~28メートルの2枚の壁いっぱいに幾つもの輪が広がり、線でつながっている。制作者は、東京芸術大学大学院准教授でアーティストの鈴木ヒラクさん(44)=神奈川県在住。考古学に関心を寄せる鈴木さんが即興で描いたドローイングの作品で、市の公募で選ばれた。青森市の小牧野遺跡や秋田県大湯の環状列石から着想を得た。

 壁画制作は11月上旬に始まり、同28日に完成。作品を拡大してシートで型を作り、メタリックシルバーの吹き付け塗装をした。今月10日、とわふるで行われた完成式典に出席した鈴木さんは「時間帯や季節によっていろいろな表情を見せる、動的な揺らぎを保ち続ける壁画だと思う。長く親しんでいただければ」と述べた。

 とわふるは建築家の藤本壮介さん(51)=東京都在住=が「アートのまちのリビング」をコンセプトに設計し、今年9月にオープン。大小のギャラリーやキッチンスペース付きの多目的室などがあり、市現代美術館と連動した、にぎわいの拠点として活用が期待されている。

とわふる西側の壁画。同じ時間帯でも見る位置によって線の濃淡ががらりと変わる

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