100年以上巨木内部に取り残された子グマのミイラ 岩泉町、寄贈受け展示

岩泉町に寄贈された子グマのミイラ(上)とクリの木。子グマが入っていた部分には穴が開いている
 巨木の内部に100年以上取り残されたとみられる子グマのミイラが岩泉町に寄贈され、同町袰綿の町歴史民俗資料館で展示されている。1977年に町内の家具店が発見し、林業関係者が山の恵みへの感謝や安全を祈る「山の神の日」に公開してきた。しかし、家具店の閉業で別の保管先を探すことに。さまざまな偶然が重なった貴重な史料を広く知ってもらおうと、町は今後も保管・展示方法を模索していく。

 子グマは体長約40センチで体が二つに折れ曲がっており、顔立ちや足の爪がはっきりとわかる。顔や尻尾には毛が残っており、年月を経てもなお状態の良さがうかがえる。子グマが入っていた穴が開いた板も展示している。

 午前9時から午後4時。月~水曜は休館。一般300円、高校生以下と町民は無料。

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