「三沢ほっき丼」提供店が売り込みに気勢

三沢ほっき丼の売り込みに向け、気勢を上げる市内飲食店の関係者たち

 青森県三沢市沖で採れる冬の味覚、ホッキガイの漁が12月1日から始まるのを前に「三沢ほっき丼」を提供する飲食店が11月30日、市役所で決起集会を開いた。昨年に続いて漁期に合わせて食べ比べを楽しめるご当地グルメキャンペーンが企画されており、関係者全員が地元の名物料理のさらなる売り込みを誓った。

 市内24店舗が石焼きや天ぷら、リゾットなどオリジナルの調理法と味付けで考えたメニューを、12月3日から来年3月末まで販売する。市と提供店で構成する「三沢市ほっき料理会」が昨年と同様、ご当地唐揚げ「三沢基地空自空上(からあ)げ」との特別企画を考案。該当する飲食店で購入時にもらえるシールを集めれば、抽選で記念品が当たる仕組みとなっている。

 ほっき丼の2020年度の売り上げは1万2330食だったが、21年度は9537食に落ち込んだ。長引く新型コロナウイルス禍と物価の高騰で、今も多くの飲食店が厳しい経営状況に置かれている。集会では仏料理店「North40-40」支配人の工藤真奈美さん(48)のかけ声に合わせて全員が気勢。工藤さんは「三沢のホッキガイは身がぷりっとしていておいしいのが売り。こうした企画を機にコロナで苦しむ店が活気づけば」と期待を込めて話した。

 参加店などの問い合わせは市産業観光課(電話0176-53-5111、内線523)へ。

地元の名物料理として親しまれる三沢ほっき丼。市内各店によって調理法や味付けが異なるため、食べ比べをして楽しむ人も多い(市提供)

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