柱建て「扇」現る/弘前ねぷた制作本格化

3年ぶりに開催される弘前ねぷたまつりに向けて進められた「柱建て」=3日、弘前市茂森新町

 3年ぶりの開催となる弘前ねぷたまつりまで1カ月を切り、青森県弘前市内のねぷた小屋では大型扇ねぷたの制作が本格化している。同市の「茂森新町ねぷた同好会」の小屋では3日、ねぷたの骨組みを構築する「柱建て」が行われ、同好会のメンバー約20人が汗だくになりながら作業した。

 ねぷたの大型化に伴い、市内では鉄製の骨組みが普及するなか、今年発足から49年となる同会は、昔ながらの木製の骨組みにこだわる。小山内稔会長(68)は「(木製は)毎年解体して保管しておくから悪くなりにくい。鉄に比べて軽く、回転技などの見せ方もできる」と理由を語る。

 作業は午前9時ごろから始まり、高さ約6メートル、幅約5メートルの骨組みを、メンバーが手際良く組み立てては、ボルトで要所をしっかりと締め上げていた。

 柱建てはねぷた制作がスタートする「めでたい日」。今後、神事や電気配線の取り付けを経て、24日に絵張りをする。お囃子(はやし)の練習は近くの公民館で23日から始まる。同会は8月1、3、5日の合同運行に参加する。

 小山内会長は「2年間、地域の人にとってはつまらない夏だったと思う。3年ぶりの合同運行、元気に張り切ってやりたい」と話した。

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