設置のねぶたに灯ともる/青森屋(三沢)

ショー会場に設置されたねぶたの出来を確かめる竹浪さん(右)と手塚さん=24日午後

 青森県三沢市の「星野リゾート 青森屋」が4月から、青森県の祭りを紹介する館内ショーを再開するのを前に24日、祭りムードを盛り上げる青森ねぶたの設置作業が行われた。ねぶた師の竹浪比呂央さん(62)が手掛けた「紀朝雄(きのともお)」に灯がともった。

 青森屋のショーレストラン「みちのく祭りや」では、ねぶた祭など「県内四大祭り」のはやし演奏、中型ねぶたの運行などを行い、青森県の祭りの熱気を宿泊客に届けてきた。

 リニューアルのため昨年10月にいったん閉鎖。新たにねぶた師6人の大型・小型ねぶたを設置することになり、4月1日の再オープンに向け急ピッチで改装工事が進んでいる。

 24日は竹浪さんとねぶた師の手塚茂樹さん(47)が青森屋を訪れ、作業を見守った。入り口の壁に設置された幅約4メートル、高さ約3.2メートルのねぶたに明かりがともると、2人は宿泊客からの見え方などを入念に確認していた。

 竹浪さんは「紙と明かりによる造形作品としてのねぶたを楽しんでほしい」。青森屋の岡本真吾総支配人は「コロナ禍で祭りの中止が続いている状況だけに、観光客に祭りの魅力を伝えるのに一役買いたい」と話した。

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