ヒマワリ、強風にめげず 半数倒れるも見ごろ/南郷・山の楽校

「山の楽校」で咲いたヒマワリ。奥の白いソバとのコントラストが美しい

 毎年約200万本のヒマワリが咲く青森県八戸市南郷地区の青葉湖展望交流施設「山の楽校」で、半数以上のヒマワリやソバの花が倒れたり、見ごろの時期が遅くなるなど強風や天候不順の影響が出ている。山の楽校運営協議会の〓舘博史会長は「倒れたことは残念だが、花はきれいに咲いている。これから咲く場所もあり、今月いっぱいは楽しめると思う」と話す。
※〓は「けものへん」に「犬」

 校舎裏の約2ヘクタールの畑に植えられているヒマワリは「夏りん蔵」という品種で、背丈と花の大きさがやや小ぶりなのが特徴。ソバの「階上早生」も隣接する約4ヘクタールの畑に植えられ、白色の花が咲く。例年は見ごろを迎える8月中旬~下旬、黄色と白色の美しい風景を目当てに毎年多くの来場者が訪れる。

 〓舘会長によると、今年は6月下旬にヒマワリの種を植えた。しかし、今月中旬の強風などで5~6割が倒れ、その後の天候不順の影響で見ごろが1週間ほど遅れた。ソバの花は一時強風の影響で7~8割が倒れたが、倒れても一部が起き上がる性質があるといい、現在は問題なく咲いている。

 24日にヒマワリを見に来ていた同市の秋山政見さん(94)は「倒れていてもきれいな景色は見ることができた」と話した。

 山の楽校は、2002年に閉校した旧増田小中学校の校舎を地元住民らが活用、体験型の地域おこしの拠点として運営している。

強風の影響で倒れたヒマワリ。花は咲いている

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