新造船「シルバーブリーズ」16日就航/八戸

関係者に見守られる中、八戸港に入港するシルバーブリーズ。緑のラインが特徴だ

 「シルバーフェリー」の愛称で八戸-苫小牧・室蘭間にフェリーを1日5往復運航する川崎近海汽船(東京)の新造船「シルバーブリーズ」(約8900トン)が14日、八戸港に初入港し、船内が関係者に公開された。ペット同伴室を5室用意し、同社としては初のドッグランも設けた。16日に就航し、八戸-苫小牧間を8時間で結ぶ。

 新造船は全長145メートルで、トラック70台と乗用車30台を載せることができる。旅客定員は400人。2等寝台室とトラック運転手向けのドライバー室は全て個室化。海を眺められる展望浴場もある。

 シルバーブリーズは、1999年に旧東日本フェリーが八戸-室蘭航路に投入し、川崎近海汽船が運航を引き継いだ「べにりあ」(6558トン)と交代する。内海造船瀬戸田工場(広島県)で建造され、今年1月に進水した。

 川崎近海汽船八戸支社営業部の尾亦(おまた)祐太課長代理は「船内は輸送力を拡充し、お客さまの要望を取り入れた。本州と北海道を結ぶインフラとして役割を果たしていきたい」と話した。

 シルバーブリーズの運航ダイヤは毎日午後5時半八戸発、午前5時苫小牧発。

「シルバーフェリー」に「そよ風」を合わせた船名

5室用意されたペット同伴室。屋外のドッグランと直結している

開放的なエントランスホール。緑を基調としたデザインに仕上がっている

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