店頭の着せ替えキューピーが話題/板柳

6月から店頭で展示する「キュー平」と代表の美枝子さん(左)、衣装を製作している真知子さん

 青森県板柳町の板柳十文字に面した衣料・食品・雑貨類販売のキャプチャー(旧かねせん)が、広告用マスコットとして店頭展示しているキューピー人形が評判だ。昨年から月初めになると、歳時行事や季節に合わせた衣装に衣替えし住民の話題になっている。

 キューピー人形の愛称は「キュー平(ペー)」。プラスチック製で身長55センチ大の人形が赤い台に載っている。村上美枝子代表(71)の次女真知子さん(38)がネットオークションで購入し室内に飾っていたが「段ボールのごみ出しが大変」との利用客の声を耳にし、昨年春ごろ「段ボール回収します」と人形に張り紙をして店頭に展示した。

 「裸はかわいそうなので服を着せた。それをきっかけに、月ごとに着せ替えて広告やメッセージを張り出したら、住民やお客さんから『かわいい』『次はどんな服か楽しみ』と言われ、だんだんグレードアップしている」と真知子さん。

 これまでハロウィーンには吸血鬼、クリスマスにはサンタクロースのコスプレをし、正月ははかま姿、3月の新入学の季節には学生服姿で、店先を行き交う町民の目を楽しませている。衣装は真知子さんの手作り。知人が使わなくなった子供服をお下がりしてもらったこともあるという。

 真知子さんは「すっかり店の“宣伝部長”。6月は父の日に合わせ、スーツ姿の『サラリーマンキュー平』でお父さんたちにエールを送っています」とPRした。

(写真右上から反時計回りに)はかま、学生服、夏祭り衣装、料理人バージョンのキューピー人形(いずれも真知子さん提供)

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