板柳のリンゴアイスクリーム 「食べにおいでよ!」第5回


 リンゴのアイスと言えばシャーベットなど氷菓が一般的だが、さすがは「りんごの里板柳町」。樹上完熟のリンゴ果汁を25%配合し、生乳と生クリームをブレンドしたアイスクリームが昨秋完成したという。

 板柳町産業振興公社りんごワーク研究所が岩手県洋野町の「おおのミルク工房」とコラボして開発した新商品。さまざまな加工品や体験工房がそろう板柳町ふるさとセンター工芸館で販売している。

 工芸館の喫茶・売店を担当する三戸理沙さんに食リポをお願いすると「濃厚、フルーティー」と、とびきりの笑顔が返ってきた。カップ入りのアイスクリームは最初カチカチの堅さなので、少し溶けるまで待って柔らかくなったころが食べごろだとか。

 なるほど。氷菓でもラクトアイスでもなく、乳固形分15%以上(うち乳脂肪分8%以上)しか名乗れないアイスクリームのカテゴリーでリンゴの酸味まで味わえるのは新鮮な感覚です。

 それにしてもカップアイスの撮影が難しい。苦戦していたらアイスが溶けかけていた。食べ物を粗末にしたようで意気消沈していると、三戸さんがもう一さじ試食。「溶けたほうがリンゴの味が強い。発見です」。食べごろを過ぎてもいけるなんて、最強ですか。

■問い合わせは板柳町ふるさとセンター工芸館(電話0172-72-1500)へ

【葛西健人町長から】リンゴと150年 海外輸出も
 板柳町は約150年リンゴと共に歩んでまいりました。現在では生のリンゴだけでなくジュースやジャム、シードルなどの加工品を全国の百貨店などで販売し、海外にも輸出しています。

 また、板柳町のリンゴの魅力を発信する拠点「板柳町ふるさとセンター」は、各種創作体験、温泉施設、子ども遊具、バーベキュー施設、コテージなど一日中楽しめる施設となっておりますので、ぜひおいでください。

【こちらもチェック】菓子工房 体験コースが人気
 板柳町ふるさとセンター工芸館の「りんご菓子工房」では、リンゴジュースを搾った際の繊維を乾燥させたアップルファイバー入りのクッキーなどお菓子作りが人気となっている。アップルファイバークッキー(70分)とアップルパイ(100分)の体験コースがあり、お一人から申し込み可能。グループなど団体予約も受け付けている。

 問い合わせはふるさとセンター(電話0172-72-1500)へ。「りんごの里いたやなぎで、楽しくておいしいりんごのお菓子を作ってみませんか」とPRしている。

板柳町の完熟リンゴ果汁を25%使用した「完熟りんごアイスクリーム」は1個540円。濃厚なミルクにリンゴの風味が面白い=6月下旬、板柳町ふるさとセンター工芸館

板柳町ふるさとセンター工芸館の三戸理沙さん

葛西健人町長

菓子工房クッキーコースの様子

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