青森県五所川原市の名誉市民で俳人の成田千空(1921~2007年)が31日で生誕100年を迎えるのに合わせて、同市の立佞武多(たちねぷた)の館で同日から記念展が開かれる。津軽の風土や人々を詠んだ作品を残した千空の足跡を振り返ろうと企画。関係者が30日、準備作業に汗を流した。
千空生誕100年記念会(齋藤美穂代表)が主催。「千空研究」の会報で表紙を手掛けた版画家藤田健次さん(八戸市)の句版画14点や、飯詰で暮らした千空が津軽鉄道沿線で詠んだ各駅ゆかりの俳句などをマップ風に紹介している。
このほか、立佞武多制作者の福士裕朗さんが、千空の句集から五所川原の四季を詠んだ9作品をピックアップし、四季の風景と句をねぷたの和紙に描いた幅5メートルの「千空絵巻」も展示している。
齋藤代表は「年譜は出来事だけ記すのでなく背景に触れ、千空の人柄や生活感が伝わるように工夫した。千空は古里に根差した作品を数多く作っている。ここで暮らす人たちは深く共感できると思うので、お気に入りの句を探しに訪れてみて」と話している。
記念展は4月30日まで、同館1階多目的ホールで。入場無料。
千空生誕100年記念会(齋藤美穂代表)が主催。「千空研究」の会報で表紙を手掛けた版画家藤田健次さん(八戸市)の句版画14点や、飯詰で暮らした千空が津軽鉄道沿線で詠んだ各駅ゆかりの俳句などをマップ風に紹介している。
このほか、立佞武多制作者の福士裕朗さんが、千空の句集から五所川原の四季を詠んだ9作品をピックアップし、四季の風景と句をねぷたの和紙に描いた幅5メートルの「千空絵巻」も展示している。
齋藤代表は「年譜は出来事だけ記すのでなく背景に触れ、千空の人柄や生活感が伝わるように工夫した。千空は古里に根差した作品を数多く作っている。ここで暮らす人たちは深く共感できると思うので、お気に入りの句を探しに訪れてみて」と話している。
記念展は4月30日まで、同館1階多目的ホールで。入場無料。