立佞武多一色の客室/パークイン五所川原

「立佞武多コンセプトルーム」のイメージ図(クランピオニー津軽提供)

 青森県五所川原市を含む津軽14市町村でつくる観光法人・クランピオニー津軽は、同市のホテル「パークイン五所川原エルムシティ」に、立佞武多(たちねぷた)の雰囲気を感じられる装飾を施した客室「立佞武多コンセプトルーム」を設けた。4日から予約を受け付ける。同市の佐々木孝昌市長が2日の定例記者会見で発表した。

 コンセプトルームとなるのは、8階のツインルーム1室。紺色を基調にした客室には天井に天の川、ヘッドボードに大型立佞武多「かぐや」の写真を貼り付け、夜の暗闇の中を立佞武多が運行しているような内装にした。ねぷた和紙のランタンなどの小物も置く。

 大規模改修で休館中の観光施設「立佞武多の館」から借りたミニ立佞武多をフロントに、大型立佞武多の下絵を一部のエレベーターホールに展示する。

 同法人は観光客の増加などを目的に、津軽ならではのコンテンツを扱った客室作りに取り組んでいる。今回は弘前市内の2カ所に続く第3弾。毎年夏に開催される五所川原立佞武多の期間外にも観光客を呼び込もうと構想を練り、コンセプトルームの開設に至った。

 宿泊料金(通常期)は、2人で税込み2万900~2万4200円。予約は4日午前11時から電話で、5日同11時からはホテルの公式サイトでも受け付ける。

 会見で佐々木市長は「魅力的な部屋ができた。宿泊しながら立佞武多を体感できるので、たくさんの方に訪れてほしい」と語った。

 また、佐々木市長は三沢市の宿泊施設「青森屋by星野リゾート」でも、かぐやを使った展示が行われることを明らかにした。10日に披露される。

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