
青森県五所川原市出身の作家太宰治をしのぶ19日の「桜桃忌」を控え、同市と中泊町を結ぶ津軽鉄道では18日、翌日から運行する「太宰列車二〇二五」の準備が行われた。
太宰列車はNPO法人津軽半島観光アテンダント推進協議会(川嶋大史代表理事)の企画。作品にちなんだ手作りの装飾やアテンダントによる車内朗読など、太宰をより身近に感じてもらおうと毎年趣向を凝らしている。
今年は戦後80年に当たることから「太宰治の戦争と疎開」がテーマ。18日は、戦火を逃れて太宰が過ごした津軽の四季を表現するため、アテンダントの松山千恵子さんら3人が「走れメロス号」の車内に雪をイメージした飾りを付けたり、窓に桜の花やリンゴの装飾を施したりした。
太宰列車は9月30日まで1日5往復程度運行。アテンダントが乗務している時間帯に「海」や「庭」などの太宰作品が朗読される予定で、松山さんは「太宰が戦時中、どのように過ごしていたのか知ってもらえれば。ぜひ乗りに来てほしい」と話した。
19日は太宰の生家である同市金木地区の「斜陽館」で、市教育委員会主催の「太宰文学朗読会・太宰歌留多(かるた)大会」が開かれるほか、太宰にちなんだイベントが地区内で予定されている。
太宰列車はNPO法人津軽半島観光アテンダント推進協議会(川嶋大史代表理事)の企画。作品にちなんだ手作りの装飾やアテンダントによる車内朗読など、太宰をより身近に感じてもらおうと毎年趣向を凝らしている。
今年は戦後80年に当たることから「太宰治の戦争と疎開」がテーマ。18日は、戦火を逃れて太宰が過ごした津軽の四季を表現するため、アテンダントの松山千恵子さんら3人が「走れメロス号」の車内に雪をイメージした飾りを付けたり、窓に桜の花やリンゴの装飾を施したりした。
太宰列車は9月30日まで1日5往復程度運行。アテンダントが乗務している時間帯に「海」や「庭」などの太宰作品が朗読される予定で、松山さんは「太宰が戦時中、どのように過ごしていたのか知ってもらえれば。ぜひ乗りに来てほしい」と話した。
19日は太宰の生家である同市金木地区の「斜陽館」で、市教育委員会主催の「太宰文学朗読会・太宰歌留多(かるた)大会」が開かれるほか、太宰にちなんだイベントが地区内で予定されている。