青森県佐井村で有志が栽培したホップを使い、醸造した3種類のクラフトビール(地ビール)が今月完成した。22日、有志が村役場を訪れて樋口秀視村長に報告した。3種類は「佐井の夕陽エール」「海辺のカシス」「福浦の歌舞伎ブラック」。20日から村内で300本ずつ試験販売している。
佐井産ホップを使ったビールを販売するのは初めて。岩手県の醸造会社「世嬉(せき)の一酒造」に委託し、オレンジピールの香りが漂う「佐井の夕陽エール」(税込み880円)、黒ビール「福浦の歌舞伎ブラック」(同)、村内のカシス畑をイメージした「海辺のカシス」(同968円)が誕生した。
3種類のビールを試飲した樋口村長は「芳醇(ほうじゅん)な味わいで、飲みやすい。佐井産の食材で、つまみもセットにできたらいい。ビールを核に、地域のにぎわいづくりにつなげたい」と話した。
ホップ栽培は村民有志による「日本で最も小さくかわいい漁村づくり推進プロジェクトチーム」のメンバーが中心となっている。完成を報告したプロジェクトリーダーの奥本太朗さんは「こんなにおいしくできるとは思っていなかった。海辺のカシスが一番感動した。他にはない個性を感じる味。将来、自分たちで醸造できたら-という夢もある」と語った。
ホップはサルの食害がないとされ、村は新たな特産品化に期待を寄せている。村民有志は2019年から耕作放棄地を耕し、原料のホップ栽培に挑戦。昨年は中道地区と福浦地区の計約300平方メートルの畑で計13キロのホップを収穫した。
佐井産ホップを使ったビールを販売するのは初めて。岩手県の醸造会社「世嬉(せき)の一酒造」に委託し、オレンジピールの香りが漂う「佐井の夕陽エール」(税込み880円)、黒ビール「福浦の歌舞伎ブラック」(同)、村内のカシス畑をイメージした「海辺のカシス」(同968円)が誕生した。
3種類のビールを試飲した樋口村長は「芳醇(ほうじゅん)な味わいで、飲みやすい。佐井産の食材で、つまみもセットにできたらいい。ビールを核に、地域のにぎわいづくりにつなげたい」と話した。
ホップ栽培は村民有志による「日本で最も小さくかわいい漁村づくり推進プロジェクトチーム」のメンバーが中心となっている。完成を報告したプロジェクトリーダーの奥本太朗さんは「こんなにおいしくできるとは思っていなかった。海辺のカシスが一番感動した。他にはない個性を感じる味。将来、自分たちで醸造できたら-という夢もある」と語った。
ホップはサルの食害がないとされ、村は新たな特産品化に期待を寄せている。村民有志は2019年から耕作放棄地を耕し、原料のホップ栽培に挑戦。昨年は中道地区と福浦地区の計約300平方メートルの畑で計13キロのホップを収穫した。