八戸の市民集団が中心街で「せんべいカフェ」

個室ブースの前でPRする高校生たち

 青森県八戸市の中心街を面白くするプロジェクトに取り組んでいる市民集団「まちぐみ」は6日、同市中心街の「はっち」前に簡易な個室ブースを設けて「南部せんべいカフェ・オンライン」を始めた。新型コロナウイルス感染防止を考慮した新たな発想による外食の形として提案している。21日までの期間で毎週土曜、日曜に実施する。

 せんべいカフェは高校生と連携した取り組み。4年目の今年は、コロナ対応として個室ブースを取り入れた。中にはテーブルと椅子が置かれ、ビデオ会議システムを使って注文すると、オリジナルの南部せんべい料理やスイーツが配達される。同システムで店の人と会話もできる。隣室とは透明アクリル板で仕切られているが、会話は可能。ブースは4人分となっている。

 メニューは八戸高校3年の佐藤るのさん(18)が今回新たに開発した「南部せんべいキッシュ」や、人気の「南部せんべいティラミス」と、はっち内のパスタ店が創作した南部せんべいを使用したパスタを提供する。

 佐藤さんは「せんべいの形を生かした上で、新たな料理にしようと考えた。個室なのでお客さんが安心して食べられると思う」と語った。まちぐみ組長の山本耕一郎さん(52)は「こんな外食の仕方があることを知ってほしい。賛同してくれる飲食店と連携していきたい。新たなまちの使い方を提案したい」と話している。せんべいカフェは午前11時から午後3時まで。

個室ブース内。ビデオ会議システムで注文したり店の人と会話する。隣室とは透明アクリル板で仕切られているが、会話は可能

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