「ガリステ」の前菜に田子高生の案採用

2021年度版のガリステごはんを味わう田子高校3年生

 青森県田子町の新・ご当地グルメ「ガーリックステーキごはん(ガリステごはん)」の2021年度版前菜メニューの一部に、田子高校の生徒のアイデアが初めて取り入れられることになった。提供店舗などでつくる田子ニンニク料理推進協議会(佐藤剛大会長)が16日、同校3年生11人を対象に町中央公民館で開いた「ガリステ塾」で一足早くお披露目し、生徒たちは自分たちのアイデアが詰まった料理をおいしく味わった。

 ガリステごはんは16年3月から提供を開始。田子産のニンニク・食材にこだわった前菜メニューは毎年一新しており、6年目となる今回は若者のフレッシュな視点をヒントにしようと、初めて田子高の生徒からアイデアを募集した。その結果、そばかっけ(つつけ)の春巻きなど3品に生徒の案が取り入れられた。

 ガリステ塾は、進学や就職で地元を離れる生徒たちの門出を祝うとともに、地元に誇りを持ってもらおうと、同協議会が2年前から開いている。この日は、同協議会事務局長のガリクソン小林さんがガリステごはん開発の背景や歩みを説明した後、試食会に入った。

 生徒たちは時間をかけてじっくりと味わった。自分たちのアイデアが反映されたメニューに、畠山真奈香さんは「自分も関わっていた分、誇りに思う」と笑顔。階上町内の会社に就職するため田子町を離れるが、「職場の人にも広めて、町に来てもらうきっかけにしたい」。松原みゆさんは「こういう機会をつくっていただき、とてもうれしい」と感謝した。

 田子高は21年度末の閉校が決まっており、同窓生でもある佐藤会長は「生徒たちのアイデアを形にしてあげたかった」と話した。

 21年度版は3月29日から町内3店舗で提供される。

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