ニンニクジャンキー（中毒者）と自ら名乗るバーチャルユーチューバー（Vチューバー）今酒（いまさか）ハクノ氏が、「ニンニクの首都」を掲げる“聖地”青森県田子町を訪れ、収穫期の様子を動画配信した。これを記念しハクノ氏と田子町ガーリックセンターが、メタルバンド風Tシャツとニンニク商品を同梱（どうこん）した特別セットを販売している。予約は9月10日まで。

　盛岡市の広告・企画代行「白矢企画」（吉田拳代表）の仲立ちで実現。以前から、ニンニク好きを公言しているハクノ氏に、ファンから「ぜひ、田子町に行って」との要望もあり、吉田代表が企画した。

　撮影は今年6月、町内のニンニク農家宇藤佳明さん（48）の畑などで実施。ガーリックセンターのニンニク商品をチェックし、2023年度版田子ガーリックステーキごはん（ガリステごはん）をリポートした。インフルエンサーの来訪に、宇藤さんは「Vチューバーと仕事ができて良かった。町のニンニク普及のため、いろいろ挑戦したい」と話す。

　配信した動画には「ハクノ姉貴と田子のコラボほんとに県民全員待ってた」「いつもの3割増でトークが生き生きとしている」など、大量のコメントが付いた。「聖地の動画が本当に出てしまってビビリ散らかしてる」との書き込みにはハクノ氏が「次があれば色々もっと食いたい」と返信している。

　特別セットはニンニクと缶酎ハイを持ったハクノ氏を絵柄にしたメタルバンド風オリジナルTシャツ、ニンニクラーメン、金たれ、にんにくパウダー、タッコーラ、入浴剤、オリジナルステッカーで、価格は5500円（税込み）。

　ガーリックセンターの佐藤恵子総務課長（47）は「当初、半信半疑ながら企画に参加した」が、動画を見て「フォロワーの皆さんが喜んでくださる様子に、お手伝いができて良かった。早速食事に来てくれたニンニカー（ニンニク好き）もいてうれしかった。たくさんの方に聖地巡礼に来てほしい」と話す。

　吉田代表は「これまで手がけた企画の中でも、受け入れの素晴らしさが印象的だった」などと感謝した。予約はハクノ氏の動画概要欄のURLまたはガーリックセンターのウェブショップから。

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＜今酒ハクノ　福岡県を拠点に「酒クズ系Vチューバー」として活動、「滅びよ人類」を決めぜりふに、酒のレビューなどを配信している。フォロワーは14万4千人（8月9日現在）、田子町の動画（https://www.youtube.com/watch?v=8iJ8T5k-PCM）はハクノ氏のチャンネル内で配信。同動画の視聴回数は17日現在約3万3千回＞