青森県黒石市の津軽こけし館で4日、新春恒例のこけしの初挽(び)きが行われた。白装束を身にまとった津軽系工人の阿保正文さん(38)が、今年も多くの人にこけしを見て和んでもらえるようにと願いながら、伝統の温湯(ぬるゆ)こけしを丁寧に仕上げた。
神事でこけしの普及や工人の技術向上を祈願した後、阿保さんが実演コーナーで制作を開始。イタヤカエデの木地をろくろで回しながらカンナや紙やすりで削り、温湯こけしの特徴のおかっぱ頭や、胴体の形を整えていった。
赤や黄、緑などの5色を使って慎重に着色。かわいらしい顔を描いたり、胴体にボタンの花の絵をあしらったりして、高さ約30センチのこけしを完成させた。阿保さんは「みなさんに愛されるこけしがたくさんできるようにと思いを込めて作った。きれいに出来上がったと思う」と話した。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、餅まきや飲食物の振る舞いは行わず、規模を縮小して実施した。
神事でこけしの普及や工人の技術向上を祈願した後、阿保さんが実演コーナーで制作を開始。イタヤカエデの木地をろくろで回しながらカンナや紙やすりで削り、温湯こけしの特徴のおかっぱ頭や、胴体の形を整えていった。
赤や黄、緑などの5色を使って慎重に着色。かわいらしい顔を描いたり、胴体にボタンの花の絵をあしらったりして、高さ約30センチのこけしを完成させた。阿保さんは「みなさんに愛されるこけしがたくさんできるようにと思いを込めて作った。きれいに出来上がったと思う」と話した。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、餅まきや飲食物の振る舞いは行わず、規模を縮小して実施した。