青い光に浮かぶ幻想的な屋外アート/十和田


 青い光の粒に浮かび上がる屋外アートのシルエット-。青森県十和田市は18日、官庁街通りの現代美術館周辺に約30万個の発光ダイオード(LED)を敷き詰め、夜間点灯する「アーツ・トワダ・ウィンターイルミネーション」を始めた。

 新型コロナウイルスの影響で、式典もなく静かな幕開けとなったが、訪れた市民が記念撮影を楽しんでいた。点灯は2月14日まで(午後4時半~9時)。

 4月から現代美術館長を務める鷲田めるろさん(47)は、コロナ禍に見舞われた日々を「迷いながらもスタッフ約25人と協議を重ね、『美術館の存在意義』を問い続けた」と振り返る。

 着任10日後に一時休館を余儀なくされたが、その時間を有効に使い、企画・接客・清掃など各担当者が「どうやれば感染を防ぎながらアート鑑賞の場を守れるか」について意見を出し合った。6月に再開後も堅実な運営を続けている。

 同館の目の前できらめく明かり。鷲田館長は「雪が青く照らされ、水面みたいで美しい。来年は良い年に」と願いを込めた。


幻想的な明かりが冬の街を彩るアーツ・トワダ・ウィンターイルミネーション=18日午後5時半ごろ、十和田市の官庁街通り

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