桜流鏑馬の団体戦で、疾走する馬上から的を狙う騎手たち=19日午後、十和田市中央公園緑地

 十和田市春まつりが19日開幕した。同市の中央公園緑地では恒例の女流騎手による流鏑馬(やぶさめ)大会「桜流鏑馬」(十和田流鏑馬観光連盟主催)が行われ、華やかな衣装に身を包んだ騎手が馬上から矢を放ち、次々と命中。つぼみが開きはじめた桜の下で、人馬一体の迫力ある妙技を見せ観客を魅了した。大会は20日も実施する。

 競技は、直線路約200メートルに50メートルほどの間隔で置かれた3カ所の的などを狙い、的中数とタイムで競う。県内外から初級17人、中級10人、上級5人、プロ級3人が参加し、団体戦も行った。騎手が疾走する馬上から的を三つ連続で命中させると、観客から盛んに拍手が送られた。

 プロ級に出場し、11回中10回命中させて19日のトップに立った八戸高1年の桜庭恵梨さん(15)は「小学3年から続けている。前日の練習より的中率が上がり、気持ちよく走ることができた」と笑顔で話した。

 祭りメイン会場の官庁街通りでは、行楽客がひときわ咲き誇る枝にカメラやスマートフォンを向け、「日本の道百選」にも選ばれた名所の花を満喫。青森市の佐藤帆香ちゃん(5)は、父陽介さん(46)、母麻美さん(45)と一緒に通りを歩き「いっぱい花が咲いていて楽しい」と喜んだ。

 同まつりは5月5日まで。

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