ウミネコ飛来、春にぎやか/八戸・蕪島

多くのウミネコが飛び回る蕪島。後方は再建中の蕪嶋神社=9日午前

 青森県八戸市鮫町の蕪島に、ウミネコの群れが続々と飛来し、「ミャーミャー」と甲高い声を響かせている。関係者は多くの観光客来訪に期待を寄せている。

 同市の鮫観光協会によると、ウミネコは例年通り2月中旬ごろから蕪島に飛来し、現在は約2万羽が元気に飛び回っている。ほとんどがつがいを組んでおり、間もなく繁殖期を迎え巣作りに入る見通しという。

 青空が広がった9日は、蕪島の斜面や蕪嶋神社の境内付近で羽を休めたり、一斉に飛び立つ姿が見られた。

 巣作りの場所を巡りくちばしで威嚇し合い盛んに縄張り争いをする様子も。同協会の吉田浩子さん(62)によると3月は気温が低い日が続いたため、なかなかウミネコが着島せず海面に浮かんでいたという。吉田さんは「今日のような春らしい陽気が続けば、4月中旬には産卵が始まるのでは」と話していた。

 蕪島はウミネコの繁殖地として知られ、国の天然記念物となっている。蕪島の頂上では火災で焼失した蕪嶋神社社殿の再建工事が進められており、2020年春に完成予定。毎春恒例の蕪嶋祭りは今月20、21日の2日間行われる。

巣作りの場所を巡り、縄張り争いを繰り広げるウミネコ

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