秋の夜 紅葉幻想的に/26、27日、南郷2カ所ライトアップ

試験点灯で暗闇に浮かび上がるモミジ=カッコーの森エコーランド

 青森県八戸市南郷地区の美しい紅葉を多くの観光客らに楽しんでもらおうと、同地区の観光関係者らが26、27の両日、市民の森不習岳(ならわずだけ)とカッコーの森エコーランドの2カ所で紅葉のライトアップを行う。23日夜、両会場で試験点灯が行われ、赤く色づき始めたモミジの葉が暗闇に浮かび上がり、辺りは幻想的な雰囲気に包まれた。

 不習岳には約300本のモミジが広がる。23日は関係者らが発光ダイオード(LED)や電球をモミジが美しく映える角度に調整しながら設置。南郷観光協会の松倉政勝会長は「見ごろは11月上旬ごろまで。期間中は昼とは違った雰囲気を味わってもらえれば」と語った。

 エコーランドのライトアップは今年で8回目。約280本のモミジを赤や黄、青など色とりどりの照明器具で照らす。来場者には足元を照らすペンライトを貸し出すほか、園内にある茶室「谿松庵(けいしょうあん)」で両日、先着80人にお茶とそばまんじゅうを無料で振る舞う。イベントの担当者で南郷屋内運動場の館長・下田尋通さんは「例年に比べて今年は色づきが少し遅いが、その分長い期間モミジを楽しめそう」と話した。

 ライトアップ時間は、不習岳が午後5~7時。エコーランドは午後4時半~7時半。同地区では26日~11月4日まで青葉湖の紅葉を楽しむ屋形船の運航も行われる。問い合わせは、不習岳と屋形船運航は松倉会長(電話080-1800-8918)、エコーランドは南郷屋内運動場(電話0178-82-3303)へ。

ライトアップで赤く映えるモミジ=市民の森不習岳

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