青森ジュニアオーケストラ 12月創立50周年

青森ジュニアオーケストラの定期演奏会に向けて練習する出演者たち=25日、青森市の中央市民センター

 青森市などの小中高生でつくる「青森ジュニアオーケストラ」(對馬文敏団長)が、12月で創立50周年を迎える。同オケは指揮者の沖澤のどかさん(同市出身)をはじめ著名な音楽家も輩出。地域の人材育成に大きな役割を果たしてきた。11月に同市で開く定期演奏会では、OGでバイオリニストの水野琴音さん(同市出身)がソリストを務め、記念に花を添える。本番に向け、団員たちの練習に熱がこもっている。

 同オケは1976年12月、子どもたちに音楽に親しんでもらおうと青森市民交響楽団のメンバーが設立した。現在は小学校5年から高校3年の28人が在籍。2000年から指導する對馬団長によると、多い時期には45人ほどが在籍した。定期演奏会には03年から北海道函館市の「函館ジュニア・ドリーム・オーケストラ」がゲスト出演しており、交流が続いている。

 25日に青森市の中央市民センターで開かれた練習には、団員のほか水野さんや函館の子どもたち、青森市民交響楽団の団員など約50人が参加。水野さんがソロを披露するメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲を合わせ、テンポやタイミングを調整した。水野さんの情感あふれるメロディーに応えるように、オーケストラの響きが深まっていった。

 コンサートマスターの西田真悠子さん(青森東高3年)は「(水野さんの音は)きれいだけど力強くてすごい、の一言。琴音さんとうまく調和できるように頑張りたい」と話した。

 水野さんは小学校5年から4年間所属し、コンサートマスターやソリストを務めた。共演は卒団後初めてとなる。水野さんは演奏曲について「かなり前だけど青森の方から聴きたいと言われていた曲。ジュニオケと一緒に弾けるのはうれしい」と笑顔を見せ、「次の合わせは本番前日。それまでに音楽を深めて楽しくできたら」と語った。

 「ソリストを迎えての曲はもちろん、他の曲も一生懸命練習している」と目を細めるのは對馬団長。「団員の学年差が大きく上の子は下の子をよく見てくれている。そういった背景も感じながら演奏を聴いてもらえたら」と話した。

 定期演奏会は11月15日午後2時から、同市のリンクモア平安閣市民ホールで。入場無料。

練習で演奏する水野さん

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