重右衛門珈琲焙煎所(湯沢市) 小安峡温泉街の憩いの場に

店内に立つ佐々木さん
 秋田県湯沢市皆瀬の小安峡温泉にある重右衛門珈琲焙煎(ばいせん)所。店内は木の温かさが感じられる造りで、アジアや米国を想起させる壁かけや置物が飾られている。オーナーの佐々木正二さん(67)が「ほっと一息つける休憩所」として始め、道行く人に憩いの場を提供している。


 看板メニューは「自家焙煎珈琲」(550円)。中いりにすることで、苦みや酸味を和らげているため、幅広い年代に人気だという。コーヒーとケーキのセット(千円)も人気。グアテマラを中心に3、4種類の豆も販売しているほか、佐々木さんの趣味のコーヒーカップや食器も販売している。


 曽祖父が旅館を営んでいたが、1969年に温泉街であった大火事を受けて現在の場所に移り、宿に酒類を卸す酒屋を営んだ。

 佐々木さんは職業訓練校を卒業後、愛知県の自動車工場に勤務。休みの日に、岐阜県の飛騨高山まで歩いて気分転換をしていた。その時訪れた土産店が、客の滞在時間を延ばすためにお茶を出していた。故郷の小安峡温泉には座って休める場所が少ないと思っていたため、取り入れたいと考えた。

 91年ごろに帰郷し、家業を継いだ。仕事で関わりのあった山形県酒田市の業者が、自家焙煎したコーヒー豆の販売もしていることを知り弟子入り。7カ月ほど通い、コーヒーの技術を教わった。

 15年ほど前、自分で焙煎したコーヒーの提供を始めてから店を増築し、座席数を増やした。「ようやくコーヒーを飲んだお客さんが豆も買ってくれてリピートしてくれるようになってきた。今は娘と一緒に店をやっている。娘にも焙煎の腕を上げてもらい、長く店を続けていけたら」と話した。

お店の情報
湯沢市皆瀬字小湯ノ上24の35
TEL0183・47・5320
午前9時~午後5時(ラストオーダー4時)
不定休
営業日はインスタグラム(@juemoncoffee)で発信する

湯沢市

秋田
泉ピン子ら出演、朗読劇「終活を始めた途端―」見どころ 息子役・佐藤隆太に聞く
秋田
爽やかな甘さと酸味、スイーツでシャクヤク表現 道の駅おがち、今月末まで販売
秋田
秋の宮いちご使用、限定カクテル味わって 秋田市内のバー3店舗で提供
秋田
湯沢市でシャクヤク咲き誇る 小町の郷公園としゃくやく苑、見頃は今週末まで
秋田
わらび座新作鑑賞後、作家の鳥美山貴子さんが講話 6月14日にバスツアー