川連漆器(秋田県湯沢市)

 湯沢市川連町の伝統工芸。川連漆器は約800年前、稲庭城主・小野寺氏が豊富な木材と漆を生かし、家臣の内職として武具に漆を塗らせたのが始まりとされる。産業の基盤がつくられたのは約400年前で、日用漆器としてのおわん作りが始まった。1976年に国の伝統的工芸品の指定を受けた。

 生漆を直接複数回塗り重ねる「地塗り」など、丁寧な手仕事を繰り返しすことで美しく狂いのこない、堅固な器になる。さらに、はけ目を見せない「花塗り」と呼ばれる美しい塗り、蒔絵(まきえ)や沈金の装飾技術が高い評価を受け、現代の名工や日展入選者も輩出している。

 汁わんなど食器のイメージが強いが、最近はイヤリング、ピアス、ペンダント、ブローチ、髪留めなど手ごろな値段のアクセサリーが女性を中心に好評だ。

湯沢市

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