大正ロマンの美堪能・中泊宮越家一般公開

貴重なふすま絵やステンドグラスで飾られた「詩夢庵」の美しい室内を楽しむ見学者たち

 青森県中泊町の旧家「宮越家」春の一般公開が22日、6月28日までの日程で始まり、県内外から訪れた見学者たちが離れの貴重なふすま絵やステンドグラス、庭園の美を堪能した。

 セレモニーを行い、町文化観光交流協会の塚本山和副会長が「特別なひとときをご堪能ください」、当主の宮越寛(ゆたか)さん(67)が「大正ロマンを感じていただけたら」とあいさつした。

 午前10時に第1便の専用シャトルバスが到着し8人が訪問。ボランティアガイドの加藤則子さんと今博子さんが案内に当たった。見学者たちは、離れ「詩夢庵(しむあん)」で狩野派の絵師によるふすま絵「花鳥図」や、国内ステンドグラス作家の草分け小川三知による「四季花木障子」「十三潟景観」などをじっくりと鑑賞。2月に国名勝に指定されたばかりの庭園「静川園(せいせんえん)」を回遊し、新緑に輝く変化に富んだ景観を楽しんだ。

 同町の会社役員小野利矢子さん(48)は「今までなかなか来られなかったのでうれしい。地元の誇りを多くの人に見てもらいたい」。千葉県佐倉市の看護師人見ひろみさん(65)は「きらびやかなふすま絵は、今まで見てきたものとは別格だった」と絶賛していた。

 同日は「十三潟景観」をデザインした傘の発売も発表された。プリントが内側、外側にある2種類で税込み7700円。町特産物直売所ピュアで販売する。

静川園の美しさを堪能する見学者たち

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