冬の風物詩 津鉄ストーブ列車運行始まる


 青森県五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道で1日、冬の風物詩「ストーブ列車」の運行が始まった。乗客は昔ながらのだるまストーブで暖を取りながら、車窓に広がる津軽平野の冬景色を楽しんだ。来年3月末まで運行する。

 同市の津軽五所川原駅で行われたセレモニーでは、津鉄の澤田長二郎社長らがテープカット。一番列車には観光客ら約100人が乗り込み、津軽三味線の演奏に送られて同駅を出発した。

 乗客は石炭が赤々と燃える様子を写真に収めたり、ストーブであぶった名物のするめを味わったりして、片道20.7キロの旅を満喫。レトロな車内のあちこちで話に花を咲かせた。

 2度目の乗車だという大阪府茨木市の金子真紀さん(62)は「目の前でするめを焼いて食べさせてもらえるなんて、この列車でしかできない体験。とても楽しく、ほっこりしました」と笑顔で語った。

 ストーブ列車は29日までは平日2往復、土・日3往復で運行し、30日から毎日3往復となる。

「ストーブ列車」運行初日。乗務員が石炭をくべると、客車内に一層の暖かさが広がった=1日午後

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