八甲田丸で写真展 「津軽丸型」往時の姿ずらり

撮影した川村さんと、津軽丸型の青函連絡船の貴重な写真

 1964~66年に就航した青函連絡船の「津軽丸型客載車両渡船」7隻の就航60周年を記念した「津軽丸型の風景写真展」が、青森市の青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸で開かれている。青函連絡船羊蹄丸(ようていまる)元3等航海士で、同市在住の川村修(しゅう)さん(67)が撮影した写真31点が並び、観光客や市民らの目を引いている。2027年3月31日まで。

 川村さんによると、津軽丸型客載車両渡船は、戦争末期や戦後に建造された戦時設計型主機蒸気タービン式が経年劣化やボイラーの手入れにより、増加する輸送量に対応できなくなったことを受け、建造された。

 1954年、北海道の函館湾で座礁・転覆し、1155人が犠牲になった洞爺丸(とうやまる)の海難事故を受け、安全性が重視され、バウスラスター装置(船首横推進装置)やカプセルによる膨張式救命筏(いかだ)、脱出用シューター投下システムが世界で初めて導入されたという。

 会場には、津軽丸、大雪丸、八甲田丸などの現役時代の姿がずらり。シンボルマークが付いていない75年の松前丸や、4年がかりで撮影に成功したという日の出と羊蹄丸が重なる写真、貨物輸送の需要が減る夏場に陸奥湾や下北半島の観光周遊船として使用された連絡船の姿を捉えた写真などが並ぶ。八甲田丸の船体図も展示している。

 川村さんは「津軽丸型の青函連絡船が当時、どんな動きをしていたのか知ってほしい」と話した。

 写真展は有料エリアにあるため、観覧料(大人510円、中・高校生310円、小学生110円)が必要。8月23日には、川村さんが午後1時半から、「津軽丸型客載車両渡船7隻の運航風景」をテーマにした記念講演を予定している。問い合わせは八甲田丸(電話017-735-8150)へ。

青森市

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