初夏の北秋田市・森吉山、ゴンドラで花畑へ クマ対策グッズの販売・貸し出しも

稚児平に咲く花を観察する登山者
 夏山登山シーズンを迎え、「花の百名山」に数えられる北秋田市の森吉山(1454メートル)では、初夏に見頃を迎える高山植物の花々が登山客を楽しませている。13日も多くの人が森吉山阿仁スキー場のゴンドラを利用し、山頂周辺の花畑を目指した。

 スキー場によると、今冬の大雪で登山道の一部に雪が残っているが、先月から気温が高く推移して雪解けが早まり、花の見頃は平年より1週間ほど早い。クマ対策のため、ゴンドラ山麓駅のチケット売り場や売店ではクマ鈴とスプレーの販売、貸し出しを行っている。

 13日は朝から小雨模様だったが、ゴンドラ山頂駅近くではシラネアオイが登山客をお出迎え。登山道の脇にはイワカガミやゴゼンタチバナ、オオバキスミレの姿もあった。夏の到来を告げるニッコウキスゲが既に咲いている所があり、湿地帯では春先の風物詩であるミズバショウも見られ、春と夏が交差していた。

 山頂手前の稚児平(1339メートル)と周辺は、チングルマの花畑で知られる撮影スポット。この日はスキー場が主催する今シーズン最初の自然観察会が開かれ、秋田、青森両県から9人が参加し、花々を写真に収めた。照井祐佳子さん(大仙市)は「かわいいお花がたくさん。珍しい八重咲きのチングルマも見られてうれしい」と笑顔で話した。

 春夏のゴンドラ営業は8月17日まで毎日、同18日~9月27日は土日祝日のみ、午前8時45分~午後4時(上り最終3時半)。往復運賃は大人2200円、小学生900円。自然観察会は10月まで8回予定。詳細は森吉山阿仁スキー場のホームページで確認できる。問い合わせはスキー場TEL0186・82・3311

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