大輪や盆栽華やかに はちのへ菊まつり開幕

愛好家が丹精込めて育てた菊が並ぶ「はちのへ菊まつり」の会場

 第54回はちのへ菊まつり(八戸市、八戸市を緑にする会主催)が10月31日、八戸市庁前市民広場で始まった。市内の愛好家や小中学生らが丹精込めて育てた30種類以上の菊の大輪や盆栽など385点が並び、訪れた市民の目を楽しませている。今月5日まで。

 菊まつりは市民の花である菊を広め、親しんでもらおうと毎年開催。八戸発祥とされる「奥州菊」のほか、幕府の弾圧や病にあらがいながら、江戸の文化を華やかにした蔦屋重三郎をモチーフにした菊人形なども展示している。

 奥州菊の普及に取り組む八戸菊花会の中村清治会長は「今年は残暑が厳しかったこともあり、つぼみがつくのが遅れて今は七~八分咲き程度」と話し、「(会期の)最後は満開になるかも。満開になった姿を想像しながら楽しんでほしい」とアピールした。

 入場時間は午前9時半~午後6時。最終日は同5時まで。

 各部門の優等賞は次の通り(〇は一席)。

 ▽大菊の部 〇髙橋忠治、中村清治、田中章喜、副島洋子、小比類巻武年、石倉正勝、細越繁雄、新田榮子

 ▽ミニ懸崖の部 〇細越繁雄

 ▽盆栽の部 〇中村清治、細越繁雄

 ▽切り花の部 中村清治、髙橋忠治

 ▽福助の部 細越繁雄、髙橋忠治

 ▽杉・玉の部 髙橋忠治、髙橋建二

蔦屋重三郎などをモチーフにした菊人形

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