八戸ヒラメ「すごく良い」 豊洲市場関係者が視察

地元定置網漁船の水揚げ作業を視察する豊洲市場の関係者(左側)ら=22日午前6時半ごろ、八戸港第2魚市場

 青森県八戸市の水産業再興に向け、鮮魚ブランディングに取り組む八戸水産価値向上実行委員会(シン八戸、石井駿吾会長)は22日、東京・豊洲市場の市場職員や仲卸業者を招いての勉強会を八戸港などで開いた。同市場関係者らは八戸港第2魚市場での荷役作業を視察したほか、同港の関係者らと意見交換を行った。

 シン八戸はこれまで、実行委メンバーが豊洲市場を視察するなど、現地関係者らと交流を重ねてきた。今回は、豊洲の関係者に八戸港での魚の取り扱いを見てもらい、改善できる点などを検討する目的で開催した。

 視察に訪れたのは、豊洲市場の卸売業・築地魚市場(うおいちば)と水産仲卸業者の関係者5人。同日朝、八戸港第2魚市場には底引き網船や定置網漁船が漁獲したサバやヒラメなど約50トンが上場し、関係者らは水揚げ作業や競りの様子を見て回った。

 築地魚市場特種・活魚部の宮野肇部長(53)は「活魚のヒラメがすごく良い。八戸のヒラメとしてブランド名をつけるとか、独自のタグや専用箱を用意して他と差別化すれば価値が高まるはず。市場職員の魚の扱いも悪くない」と語った。

 一行は八戸市魚菜小売市場も訪問した後、同市の八戸水産会館で市職員や同港の卸売業・八戸魚市場(うおいちば)の職員らと非公開で意見交換を行った。

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