 
 青森県平内町出身の映画監督、下山天さん(59)による作品「ALIVEHOON アライブフーン Beyond the limit」の撮影が県内で進んでいる。30日からは弘前市の津軽岩木スカイラインを通行止めしてロケを開始。下山監督は「青森の観客が一番楽しんでもらえる作品になることは間違いない」と手応えを感じていた。
「ここでこうハンドルを切って」。車内シーンで指示を出す下山監督の声が響いた。歌手・俳優の安斉かれんさんが演じる主人公は、車のタイヤを滑らせコーナーを駆け抜ける技術「ドリフト」の競技で日本一を目指す八戸市の女性という設定。紅葉に包まれたスカイラインでの特訓シーンを中心に撮影した下山監督は、見渡す限りの青空と山々に「こういう題材の映画に、古里の風景が栄養のように染み込むとは思わなかった」とつぶやいた。
2022年に公開された福島県が舞台の前作「ALIVE HOON」に続く今作は、9月に撮影が始まった。県内ロケは10月上旬にスタート、八戸市から南部町、三沢市、弘前市と撮影が続く。下山監督は「前作は東北人がやり続けなければならない、復興の思いを込めた映画だったが、今作は範囲を広げ、福島と青森県の架け橋になっている」と強調した。
前作はカーアクションをCGなし、スタントなしで撮影した大迫力の映像が、国内のみならずアジア圏を中心に世界で熱狂的に受け入れられた。本格的に世界へ打って出る決意で臨む今作では「世界に作品を伝えようとするほど、郷土の引力に自然に引き寄せられていく不思議な感覚がある」と語る下山監督。夕日に照らされた安斉さんのカットを撮り終えると「映画は終わるまで分からないが、こんなに自分で完成が見たい作品はない」と力を込めた。
                「ここでこうハンドルを切って」。車内シーンで指示を出す下山監督の声が響いた。歌手・俳優の安斉かれんさんが演じる主人公は、車のタイヤを滑らせコーナーを駆け抜ける技術「ドリフト」の競技で日本一を目指す八戸市の女性という設定。紅葉に包まれたスカイラインでの特訓シーンを中心に撮影した下山監督は、見渡す限りの青空と山々に「こういう題材の映画に、古里の風景が栄養のように染み込むとは思わなかった」とつぶやいた。
2022年に公開された福島県が舞台の前作「ALIVE HOON」に続く今作は、9月に撮影が始まった。県内ロケは10月上旬にスタート、八戸市から南部町、三沢市、弘前市と撮影が続く。下山監督は「前作は東北人がやり続けなければならない、復興の思いを込めた映画だったが、今作は範囲を広げ、福島と青森県の架け橋になっている」と強調した。
前作はカーアクションをCGなし、スタントなしで撮影した大迫力の映像が、国内のみならずアジア圏を中心に世界で熱狂的に受け入れられた。本格的に世界へ打って出る決意で臨む今作では「世界に作品を伝えようとするほど、郷土の引力に自然に引き寄せられていく不思議な感覚がある」と語る下山監督。夕日に照らされた安斉さんのカットを撮り終えると「映画は終わるまで分からないが、こんなに自分で完成が見たい作品はない」と力を込めた。
 
 
 
 
