田んぼアート、稲刈りに600人/田舎館

ツアー参加者らによって外側部分が刈り取られていく「門世の柵」=1日午前、田舎館村役場東側水田

 田舎館村名物「田んぼアート」の稲刈り体験ツアーが1日、村役場東側の第1会場で行われた。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに開かれ、青森県内外から約600人が参加。出来秋を実感しながら、題材となった青森市出身の世界的板画家・棟方志功「門世の柵」などの外側部分を刈り取った。

 主催した村むらおこし推進協議会会長の鈴木孝雄村長は、開会式で「力を込めて一日楽しみながら、田んぼアートを盛り上げてほしい」とあいさつ。鎌を手にし水田に移動した参加者は地元農家から刈り方を教わりながら、家族や仲間らと協力して黄金色に実った稲を収穫した。

 途中、強い雨が降ってきたため、体験は取りやめとなった。田舎館小2年の岩間柚那さんは「刈るときに結構力を入れた。難しくはなく、楽しかった」と笑顔を見せた。

 今年の第1会場は「門世の柵」とオランダの画家フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を7色10品種の苗で描いた。第2会場の人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」とともに9日まで観覧できる。第2会場の稲刈りは、13日に尾上総合高校の生徒らが行う予定。

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