青森県田舎館村が企画制作した移住促進PR動画「思い~田んぼに心惹(ひ)かれて~」が、5月に仙台市で開かれた東北映像フェスティバル2024映像コンテストの地域振興コンテンツ部門で大賞を受賞した。帰郷を巡る若者の心を美しい津軽の光景とともに描き出した。
動画は昨年7月に平川市で開かれた「全国田んぼアートサミットinいなかだて」で披露するため制作された。元りんご娘のメンバーでソロシンガーのジョナゴールドさん主演の14分のショートドラマ。田んぼアートを通して村とつながりがある俳優の永島敏行さんが父親役を演じている。主題歌に、ジョナゴールドさんが所属していた当時のりんご娘が歌った、岩木山をテーマにした楽曲「1625」が採用されている。
大学進学で村を離れ5年間、独り都会で悩みを抱えながらも踏ん張ってきた主人公鈴木思穂。故郷との微妙な距離感が、男手一つで思穂を育てた父親との触れ合いや、山と田んぼが夕日に輝く「何もないから大切なものが見える」村の風景の中で縮まっていく-。
監督を務めた、RAB企画取締役営業本部長の田名邉大介さん(51)は「東京の人から『帰省できる田舎があるのはうらやましい』という言葉を聞く。そんな人も『帰れる』場所、地域を思う人に共感して人が集う場所、それがふるさとなのではないか」と話している。動画はユーチューブで公開されている。
▼エンタメで楽しい地域に 主演・ジョナゴールドさん
りんご娘のメンバーだったころから、地域の活性化に思いを巡らせながら活動を続けてきた主演のジョナゴールドさん。「誰もが自身に当てはめて見られるような映像にしたい、と思いながら演じた」という。「1625」が主題歌になったことについて「過去の自分に背中を押してもらったようでうれしかった」と笑顔を見せた。
当時のメンバー4人のうち、自身と王林さんは青森県に軸足を残し、和海さん(元とき)と赤坂麻凪(まな)さん(元彩香)は県外に活動拠点を移した。「離れていった2人にとっても、故郷がいつまでも誇らしく思える場所であってほしい」
「映像や音楽といったエンターテインメントの力は目には見えないが、絶対にあったほうが良いもの。私なりのサポートの仕方で本県をもっと楽しい場所にしていきたい」と語った。
動画は昨年7月に平川市で開かれた「全国田んぼアートサミットinいなかだて」で披露するため制作された。元りんご娘のメンバーでソロシンガーのジョナゴールドさん主演の14分のショートドラマ。田んぼアートを通して村とつながりがある俳優の永島敏行さんが父親役を演じている。主題歌に、ジョナゴールドさんが所属していた当時のりんご娘が歌った、岩木山をテーマにした楽曲「1625」が採用されている。
大学進学で村を離れ5年間、独り都会で悩みを抱えながらも踏ん張ってきた主人公鈴木思穂。故郷との微妙な距離感が、男手一つで思穂を育てた父親との触れ合いや、山と田んぼが夕日に輝く「何もないから大切なものが見える」村の風景の中で縮まっていく-。
監督を務めた、RAB企画取締役営業本部長の田名邉大介さん(51)は「東京の人から『帰省できる田舎があるのはうらやましい』という言葉を聞く。そんな人も『帰れる』場所、地域を思う人に共感して人が集う場所、それがふるさとなのではないか」と話している。動画はユーチューブで公開されている。
▼エンタメで楽しい地域に 主演・ジョナゴールドさん
りんご娘のメンバーだったころから、地域の活性化に思いを巡らせながら活動を続けてきた主演のジョナゴールドさん。「誰もが自身に当てはめて見られるような映像にしたい、と思いながら演じた」という。「1625」が主題歌になったことについて「過去の自分に背中を押してもらったようでうれしかった」と笑顔を見せた。
当時のメンバー4人のうち、自身と王林さんは青森県に軸足を残し、和海さん(元とき)と赤坂麻凪(まな)さん(元彩香)は県外に活動拠点を移した。「離れていった2人にとっても、故郷がいつまでも誇らしく思える場所であってほしい」
「映像や音楽といったエンターテインメントの力は目には見えないが、絶対にあったほうが良いもの。私なりのサポートの仕方で本県をもっと楽しい場所にしていきたい」と語った。