
2023年に亡くなった青森県弘前市出身の洋画家・佐野ぬいさんの生涯をたどる企画展「佐野ぬい まだ見ぬ『青』を求めて」(同展実行委員会主催)が19日、青森市の県立美術館で開幕する。18日は佐野さんの次男・壮さん(59)らが出席してオープニングセレモニーと内覧会が開かれ、展示室に独創的な「ぬいブルー」の世界が出現した。会期は10月13日まで。
回顧展では、故郷で画家を夢見た10代から絶筆までの油彩画やドローイングなどの作品と関連資料計約100点を一堂に展示。時代ごとの作風の変化をたどりつつ、どの時代にも佐野さんが作品の要とし続けた「青」の魅力を紹介する。淡い青色を描き入れたまま絶筆となった「題不詳」(2023年)、ふるさとを具象で描いた「岩木山と弘前の街」(制作年不詳)などは初公開となる。
オープニングセレモニーでは同美術館の平田オリザ館長ら関係者がテープカットし、開幕を祝った。壮さんは取材に「壮観で素晴らしい展示で、この美術館を気に入っていた母本人が一番喜んでいると思う。各時代の代表作とともに、佐野ぬいが愛した“青森の青”を多くの人に堪能してもらいたい」と話した。
回顧展では、故郷で画家を夢見た10代から絶筆までの油彩画やドローイングなどの作品と関連資料計約100点を一堂に展示。時代ごとの作風の変化をたどりつつ、どの時代にも佐野さんが作品の要とし続けた「青」の魅力を紹介する。淡い青色を描き入れたまま絶筆となった「題不詳」(2023年)、ふるさとを具象で描いた「岩木山と弘前の街」(制作年不詳)などは初公開となる。
オープニングセレモニーでは同美術館の平田オリザ館長ら関係者がテープカットし、開幕を祝った。壮さんは取材に「壮観で素晴らしい展示で、この美術館を気に入っていた母本人が一番喜んでいると思う。各時代の代表作とともに、佐野ぬいが愛した“青森の青”を多くの人に堪能してもらいたい」と話した。