八甲田・田代平湿原でワタスゲ群生が見ごろ

初夏の湿原に揺れるワタスゲ=9日午前、青森市の田代平湿原

 八甲田の田代平湿原(青森市)でワタスゲの群生が見ごろを迎え、ふわふわした綿毛が訪れた人たちの目を楽しませている。

 9日は青空が広がり気温が上がった。湿原には爽やかな涼風が吹き込み、訪れた人たちはカッコウやウグイス、エゾハルゼミの鳴き声を聞きながら、木道を散策。残雪の北八甲田を望み、白い綿毛が一面に広がる初夏の彩りをカメラに収めていた。

 弘前市から来ていた中村泰三さん(69)、かつ子さん(67)夫妻は「毎年楽しみに来ている。きょうは天気が最高で、風に揺れるふわふわがかわいらしい」と笑顔だった。

 レストハウス箒場(ほうきば)の外﨑正賛成(まさなり)さん(60)によると、「4~5月の低温などで(開花は)例年より1週間ほど遅めだが、ここ数年の中では果穂の数は多い」という。見ごろはあと10日くらいは続きそうだ。

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